【BUBKA1月号】BOOK RETURN 話題の著者に直撃取材!! vol.37 鷹鳥屋明『私はアラブの王様たちとどのように付き合っているのか?』
――高須クリニックのCMでしか見たことないですよ、そんな人(笑)。
鷹鳥屋 やっぱり民族衣装は――トーブやディズダーシャとも言いますが、きちんと着こなさないといけません。例えば、「日本が大好き!」と公言している外国人の着物の帯が、貝の口、浪人結びではなく蝶々結びだったら、という風に上辺だけだとすぐバレてしまう。同じように、民族衣装をちゃんと着用するのであればコスプレになってはいけないのです。
――なるほど。なぜ鷹鳥屋さんが“中東きっての有名日本人”になったのか、その一端を覗いた気がします。そもそも、なぜ中東に関心を持つように?
鷹鳥屋 子どもの頃から歴史が大好きだったんですよ。中国やトルコの歴史を主に勉強していました……。中東にも関心はあったのですが、大学卒業後は日立製作所へ就職し、歴史への想いを募らせているだけの日々でした。そんな中、外務省とサウジアラビア政府が主催するプログラム「日本・サウジアラビア青年交流団」の募集をTwitterで見つけ、参加したところ……会社の有休期間のみとはいえ、どっぷりハマってしまった。インスタなどで民族衣装を着用し、いろいろな動画を上げていたところ、大雪の日に民族衣装を着て膝立ちでスライディングする動画がものすごくバズった。朝起きると、フォロワーが3000人くらい増えていて。