アイドルのへそ#18 AKB48とSKE48 それぞれの大逆襲【BUBKA1月号】
犬飼 それが何なのか、ずっと気になっていたんだよ。どんな形で表現されるのかなって。それが『Rumor』なんだと思う。秋元さんは、今のAKB48はメンバーたちが必死こいて練習して、その姿を見せることが必要だと思ったんじゃないかな。だし、そのロックダンスを選抜メンバーは1日3時間練習してきたわけ。長く一緒に時間を過ごせば、仲良くなるでしょ。共通の目標を持って、時間を共有したこと。これが大きいよね。去年、紅白に落ちたこともフリとして効いてると思うけどね。だからさ、戦後復興みたいな話ですよ。紅白落選の報は終戦を知らせる玉音放送だったんだよ。で、今年から戦後復興が始まった。みんなで日本をもう一度立て直そう、みたいな。それが今のAKB48なのかもしれない。
ちゃたん 分かりやすいかもしれないです。では、次の疑問です。横山由依さんが卒業しますけど、AKB48はそれによって何か変わると思いますか?
犬飼 変わらないと思う。もう総監督を引き渡して何年も経ってるし。今のAKB48ってなぁおん政権なんだよ。
ちゃたん 岡田奈々さんと向井地美音さんの?今年の2月くらいに向井地さんを取材した時、現実と自分の思いが一致してなくて、苦しんでいる印象を受けて、それが気になっているんですけど……。
犬飼 5月に単独コン、8月に舞台「マジムリ学園」、9月に新曲が出たでしょ。その流れのなかで、みんなが同じ時間を過ごしたこともあり、かつ新曲の手応えもあったから、今は光が見えてるよね。文化祭の準備って楽しいじゃん。
ちゃたん あー、はい。準備が一番楽しいかもしれないです。放課後に残って。
犬飼 レッスンとか稽古ってそれに近いと思うよ。まあ、紅白に出場できるかどうかと、次のシングルに懸かってると思うけども。
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