SKE48山内鈴蘭&大場美奈、名古屋で交わる二つの運命【BUBKA1月号】
――いつから考えていました?
山内 今年の初めからです。これからどうやって生きていこうか、コロナ禍になってから考えるようになったんです。あと、慈子にも言いました。慈子は、私の一番の後輩だと言い切れる存在だから。ちゃんと伝えておいて、卒業までの期間、いっぱい思い出を作りたいなと思ったので。「もっと一緒にステージ立ちたかったです」と言ってくれました。
――大場さんはいつから考えていました?
大場 私は沖縄の選抜総選挙の年からです。
山内 めっちゃ前じゃん!
――2017年ですね。
大場 すべての計画はそこから始まっています。本当は2020年に辞めたかったんです。キリもいいですし。オリンピックの前に卒業しようという計画を立てていて。それまでに総選挙で選抜に入りたかったし、お芝居のお仕事もいくつかやっておきたかったんです。そんな計画をひとつずつクリアしてきたんですけど、去年、コロナ禍になってしまって。それによって、ちゅり(高柳明音)とおじゅり(松井珠理奈)の卒業も延びてしまって。だったら、ちゅりとおじゅりを見送ってから、「来年の4月、30歳でアイドルを卒業したい」と思うようになりました。今年の6月頃かな、舞台の稽古中に、スタッフさんに卒業の意志を伝えました。なぜ稽古中だったかというと、その舞台っていろんな方(博多華丸、南沢奈央、椿鬼奴ら)が出演されていて、すごく刺激的で、毎日が充実していたんですね。卒業したら、こういう楽しい環境で生きていけるんだと思ったら、「今なら言える!」ってなったんです。