2021-11-05 11:00
【BUBKA12月号】天龍源一郎がレジェンドレスラーについて語る!ミスタープロレス交龍録 第36回「武藤敬司」
でも、試合をやるとしたらグレート・ムタより武藤敬司の方がやりやすい。グレート・ムタで出てくると、自分のキャラクターに凝り固まって、どうしても試合が止まっちゃうんだよね。それが好きじゃないんだよ、俺はね。キャラを出し過ぎて、取りつく島もない試合になっちゃうんだよ。
ムタのカラーを出さないと客は喜ばないし、そのカラーを消しちゃったらムタが存在する意味もないし、戦っている意味もないから、結局はムタのペースでやらなきゃ成立しないんだよ。
ムタは自分のキャラクター優先だけど、これが武藤敬司になると、さっき言ったように巧いから、必ず試合を転がしていって“自分自身もアピールしたいし、対戦相手のよさもアピールしたい”っていう武藤敬司が出てくる。