【BUBKA12月号】短期集中連載「DIVE INTO EBICHU MUSIC」#3 MIZUE&すみだしんや
――どう想像を膨らませていったんですか?
すみだ バイト時代の通勤時に、私立の小中高一貫校が使うバス停の前を通って、毎日そこでの光景を見ていた経験があったんです。学園ドラマとかによくある“あの光景”なんですけど、それもちょっと参考にしながら、題材に取り込んで楽曲制作スタートのきっかけにしたところはあります。そこで出てきたキーワードが、“清楚”、“わちゃわちゃ”、“キラキラ”の3つだったんです。
――結果、すごくエモーショナルで熱量のあるグッとくる楽曲になりましたが、“恵比寿にある私立の女子中”のイメージと、すみださんがバス停前を通ったときに見ていた光景の中には、高ぶるものというか、高揚感みたいなものがあったんでしょうか?
すみだ そうですね。曲がオーダーされたときのテーマにもあったんですけども、夢に向かっている、頑張っている人。そういう輝いてる子たちのイメージと、一方では中学時代、学生時代には思うようにいかない青春の真っ只中にいる切なさ、迷ってる感じ、もどかしさもある。その輝きと切なさ、もどかしさが、しょっちゅう行ったり来たりしてるような、あの時間の感じをメロディーに落とし込もうとして表現をしていきました。
――青春の輝きだけではなく、切なさやもどかしさも表現したからこそ、思春期に対して感情が行ったり来たりするイメージがあったからこそ、聴く側は『チャイム!』のメロディーに光と影の両方を感じられるのかなと、今のお話を聞いて思いました。
すみだ そうかもしれないですね。
――インタビューの続きは発売中の「BUBKA 2021年12月号」で!
MIZUE|作詞家。福岡県生まれ。私立恵比寿中学『チャイム!』の他、V6『Darling』、BOYSTYLE『ココロのちず』など性別、年齢を問わず様々なアーティストに作品提供中。作詞:MIZUE 作曲:すみだしんやの提供楽曲には、ももいろクローバー『きみゆき』、Task have Fun『星フルWISH』などがある。
すみだしんや|作曲家。大阪府生まれ。提供楽曲には、私立恵比寿中学『チャイム!』の他、AKB48『フライングゲット』(「第53回日本レコード大賞」にて大賞を受賞)、NMB48『ナギイチ』、乃木坂46『インフルエンサー』(「第59回日本レコード大賞」にて大賞を受賞)などがある。