【BUBKA12月号】短期集中連載「DIVE INTO EBICHU MUSIC」#2 児玉雨子

『23回目』の意味

――続いて手掛けられたのは、『23回目のサマーナイト』(’20年8月リリース)です。『オメカシ・フィーバー』とは異なるアプローチで、ストーリー性がある大人な世界観の歌詞ですよね。

児玉 書いていたのは去年の春なんですけど、その時期ってコロナ禍が始まったときで、「こういう不安なときだけど、みんなで頑張ろう! みんなで乗り切ろう!」みたいな歌を歌っている人たちもいたんです。でも、そういうことを考えない、「能天気すぎるんじゃない?」って思われるぐらいの楽しい歌、恋愛中の「何も考えてないでしょ!」ってくらい、浮かれちゃってる状態の歌詞を書いてほしいというリクエストを、制作サイドからいただきました。

――恋をしている純粋な楽しさが、すごく伝わってくる歌詞になっていますもんね。

児玉 エビ中のメンバーが、ずっと聴いてる人たちからすると切なくなっちゃうぐらい大人になってるな、みたいな。「あぁ……大人になっちゃった」って思わせるような歌詞ですよね。でも、それが悲しかったり喪失感を生むのではなくて、「そっか、今が楽しいんだね!」ぐらいの雰囲気。「今が楽しくてたまらん!」っていう歌詞を書いてほしいと言われていたし、私も書いていて楽しかったですね。

――ほかにもリクエストはあったんでしょうか?

児玉 「’90年代のトレンディドラマ感がほしい」とも言われていました。あの、「マジで恋愛のことしか考えてないだろ!」みたいなドラマの(笑)。将来のことよりも明後日のデートのこと気にしてるみたいな、いつもいつもちょっと先のことしか考えてない感じというか、「このあと、どうしよう?」しか考えてない感じの(笑)。

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