【BUBKA12月号】横山由依卒業記念・杉作J太郎特別インタビュー

10月29日に発売された「BUBKA12月号」より、注目のコラムをピックアップ。本記事では、グループ卒業を発表したAKB48・横山由依と縁を持つ杉作J太郎のロングスピーチを抜粋して紹介する。

杉作J太郎がAKB48・横山由依について語る

今回のインタビューは緊張していますよ。だって、ひとつのグループで12年間も務め上げたひとりの女性に対して語るわけですから。気持ちのこもってないことは言えませんからね。そもそも僕がAKB48を好きになったきっかけは、予備知識もなくライターの篠本634に連れられて行った秋葉原のAKB48劇場なんです。そのときに観たのがチームB公演。7人くらい正規メンバーがお休みで、その代わりに研究生が出ていたんですが、そこにぱるる(島崎遥香=9期生)がいたんです。由依さんはぱるると同期ですよね。そのときは、ぱるるも後の雰囲気も全くありませんでした。当時は「神7(前田敦子、大島優子、篠田麻里子、渡辺麻友、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美)」の勢いがスゴくて、由依さんはまだ“次世代グループ”という印象でしたね。

そんな由依さんを意識しはじめたのはAKB48選抜総選挙です。やはり総選挙はメンバーのキャラクターが出ますからね。あのときの涙(2011年・第3回)は感動的でしたね。そして恒例となるロングスピーチですが、あのスピーチから「マイペースな人なんだな」と思いましたね。

そういう点で僕と似ているんです。僕もまとめて喋るのがすごく苦手で、もし落語家だったら枕(本題に入る前の小噺)だけで1時間はかかるでしょうね。なぜトークが長くなるのかというと「間違って伝わったらどうしよう」「誤解されたくない」という気持ちからなんです。まとめて喋ってしまうことで自分の気持ちが伝わっていない気がするというかね。

自分という存在を間違って捉えられたら悔しいし、間違われることで傷つくのは自分。だから話が長くなるんです。だから由依さんは誠実な方なんだと思いましたね。……自分と似ているといった後で「誠実」なんて言える自分が怖くなってきましたが……続けます。

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