【BUBKA12月号】横山由依卒業記念・杉作J太郎特別インタビュー
スピーチの長さは主観の強さからくるんです。僕も「俺が俺が」のような我が強いわけではないんですが、他人と接する際は自分が基準になりますよね。「自分は○○だけど、あの人は○○だ」といったように、どうしても自分が物差しになる。その際、主観が最優先されるんです。なので由依さんもそういうタイプの方なのではと。
それを間違いないと思ったのは由依さんがやられていた京都の番組(『横山由依(AKB48)がはんなり巡る 京都・美の音色』、『横山由依(AKB48)がはんなり巡る 京都いろどり日記』)を観てからです。僕はあの番組をずいぶん観ているんですけども、由依さんは主観が強いので旅バラエティのガイドとして最適なんですよ。
主観が弱くて客観性が強い人だと情報としては過不足ないものが得られるかもしれませんが、番組として観ていて楽しくないし味もない。結局、今までのガイドと一緒になってしまいますからね。だからあれは関西テレビのスタッフが素晴らしかったと思います。
一人でロケする旅モノとしては最高峰ですよ。由依さん一人の魅力が爆発していましたから。特撮モノ『大戦隊ゴーグルV』みたいに大音量と大爆発がないだけ! 僕は正直、しんどい時やつらいときにこの番組を観ていました。由依さんを見ると「ああ、自分をしっかりしないといけないな」と思えたんです。