カフェの注文決済はどちらもスマホ一つでできる。フードに関しては簡単な紹介文と画像付きで表示されているので分かりやすい。中には麻雀に掛けた名前のメニューもあり、遊び心がちりばめられていた。

看板メニューの「chun.ドライカレー」は、中田さんが日頃から作っている自家製の味だという。リピーターでも楽しめるように日替わり限定メニューも用意されている。ドリンクはコーヒー・紅茶・ジュースなど25種類以上。そして中田さんといえばスイーツ！ この日は「ジェラート(3種類)」「ティラミスコーヒーゼリー」「フレン地和トースト」、カレーに負けない主力級のスイーツがそろっていた。

筆者が注文したのは「焼きTKG ～海苔の佃煮～」「chun.ブレンドコーヒー」「フレン地和トースト(限定メニュー)」の3品。焼きTKGはトーストしたパン生地の中に、たまごかけご飯がサンドされた斬新なアイデアで、外はサクサクの中はふわふわ、ピリッとしたスパイスがアクセントになっていておいしかった。

chun.ブレンドコーヒーは、豆のブレンドから抽出機まであらゆる工程を中田さん自身が試行錯誤してこだわり抜いたもの。フルーティーな香りと味わいが口いっぱいに広がり、強すぎない酸味とのバランスが素晴らしかった。ぜひ砂糖とミルクなしで飲んでもらいたい。

フレン地和トーストは、バニラアイスがのったフレンチトースト。お好みでかける蜂蜜はメープルシロップに近く、蜂蜜があまり得意ではない筆者でもかけて正解と思えるおいしさの引き立て役になった。バターが効いたトーストはナイフで簡単に切れるほどやわらかいのだが、口に運ぶとモチッとした食感も残されている逸品。ビーンズが入ったバニラアイスが全体の甘さを抑えて後味を爽やかにしてくれた。