乃木坂46寺田蘭世さん「清々しい気持ちでいっぱい」後輩たちに残したもの
林瑠奈さんは坂道オーディションをしていた当時と比べると、まったくの別人かと思うほど表情が豊かになっていて、「ここにいる理由」「傾斜する」「涙がまだ悲しみだった頃」での彼女の表現力とパフォーマンスが本当に素晴らしかったです。
松尾美佑さんはダンスがうまいメンバーで構成された「Another Ghost」と「その女」に入り、先輩に引けをとらないダンスで輝いていました。
矢久保美緒さんは、かつての渡辺みり愛さんを想わせる“かっこよさ”がありました。身長が低くてもどこにいるのかすぐ分かるダンスの見せ方。「不等号」「自由の彼方」「三角の空き地」など、多くの場面でかっこいい姿を見せてくれました。
弓木奈於さんは「欲望のリインカーネーション」がハマっていたのと、「ここにいる理由」のソロダンスが印象的。ステージ上で大人の色気を出すパフォーマンスは誰よりも長けていました。
寺田蘭世さんはこのライブで全てを出し切ってくれました。言葉では伝わらないことを行動で示し、その小さな背中で大きなものを後輩たちに残してくれたと思います。本当にかっこよかったです。
アンコールに入る前に寺田蘭世さんは「3日間開催したアンダーライブが、もう少しで終わろうとしています。この約9年間、本当に悔いはなく、今は清々しい気持ちでいっぱいです。そしてファンの皆さん、本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。ここからは私のいろいろな思い入れがある曲で選曲させていただきましたので、ぜひお聴きください」と呼び掛け、アンコール1曲目、デビューシングル「ぐるぐるカーテン」のアンダー楽曲「左胸の勇気」からスタート。
「気づいたら片想い」「何もできずにそばにいる」「心の薬」、そしてアンコールのラストを飾ったのは「ボーダー」でした。
良かった部分はもっとあるのですが、なにしろ文字数が多くなってしまうもので…。今回のアンダーライブ、ぜひ皆さんの感想もお聞きしたいです。
追伸
ステージに立ったのは17人。でもそこには18人の想いが見えました。