日向坂46上村ひなの、髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世「いつかそこにたどり着くまで」【BUBKA12月号】

合流

――20年2月、髙橋、森本、山口の3人は、日向坂46の新3期生として加入。彼女たちの胸に去来したのは恍惚と不安だった。一方、受け入れる側の上村にも戸惑いがあった。

髙橋 改名してデビューした日向坂46を客観的に見て、団結力の高さは坂道でも一番なんじゃないかなと思っていたので、「そんなグループに私が入ってもいいのかな」と不安になりました。それに、先に入ったひなのちゃんがアイドルとして輝いていたので、「同期」と括られるのが恐れ多くて……。何より、日向坂46のファンの方たちが私たちを迎え入れてくれないんじゃないかと心配でした。

山口 日向坂46に改名して1年くらい経って、グループが完成された状態に見えていたので、「私たちは必要とされていないんじゃないか」と感じてました。経験の差は大きいので、ひなのちゃんと「同期」と呼んでもらっていいのかなという気持ちもあって。とにかく不安が大きかったです。

森本 3期生にはひなのちゃんがいて、新しい日向坂46は始まっていたので、日向坂46を応援している方に申し訳なくて、受け入れてもらえなくて当たり前と思ってました。

上村 新3期生の3人が入ってくると聞いた時、まず喜びがあったんですけど、次に「どう接したらいいんだろう」という悩みがありました。同期なんだけど、グループでの経験は1年あるので、いろいろと考えてしまって。だから、『日向坂で会いましょう』では、あえて「友達」という言い方で3人を紹介して、距離を縮めようと思ったんです。

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